薬剤性嚥下障害とは?

薬剤性嚥下障害とは?

薬剤性嚥下障害とは薬剤によって引き起こされる嚥下障害であり、薬剤の作用のうち傾眠筋弛緩作用口腔内乾燥が原因で嚥下障害を引き起こしてしまいます。

高齢者の医療において、不穏・せん妄・うつ症状・不眠などに対して向精神病薬が処方されますが、向精神病薬のうち非定型抗精神病薬・抗うつ剤・抗不安薬は時に重篤な嚥下障害を引き起こす場合があります。

嚥下障害を引き起こす薬剤として頻度が多いのは、リスペリドン(非定型抗精神病薬)、ハロペリドール(抗精神病薬)、クエチアピン(非定型抗精神病薬)、チアプリド(抗精神病薬)、アルプラゾラム(抗不安薬および筋弛緩薬)、ジアゼパム(抗不安薬、抗けいれん薬)などがあります。

薬剤性嚥下障害が疑われる際は、すみやかにかかりつけの主治医や薬剤師に相談することが重要です。

高齢者の場合は上記の薬剤や新しい内服薬が開始となった場合に、内服開始後に嚥下障害の発生に留意し、早期発見できるように心がけましょう。

参考文献

薬剤と嚥下障害

(野崎 園子,日本上撒く経腸栄養学会雑誌 2016; 31: 699-704)

タイトルとURLをコピーしました