嚥下障害のある方にとって喉に詰まりやすい食べ物は?

嚥下障害のある方にとって喉に詰まりやすい食べ物は?

まずは窒息の原因となりやすい食品についてまとめましたのでご覧ください。

パン・肉は世界共通の窒息しやすい食品

先ほど紹介したイラストにもあったように、パンと肉は世界共通で窒息の原因となっています。アメリカではホットドッグ(パン+肉)、イタリアでもピザ(パン+肉)が窒息原因の一位となっているのは納得ですね。

なぜパンや肉が窒息しやすいかというと、パンは一定の水分(唾液)が加わると咀嚼に伴って付着性(喉にくっつきやすい)が高まる為、肉は硬くさらに水分がすくなくパサついていると食塊形成(飲み込み易くまとめる)が難しい為と考えられます。

日本で窒息に注意すべき食品は餅!

日本でもパンや肉の窒息件数は多いですが、日本の場合はさらにお餅が窒息原因の上位にランクインしてきます。皆さんのご想像通り、餅は日本の窒息原因のトップ3であり、特に正月3日間に全体の24.5%がは発生するという異常な頻度を示しています。

餅は粘着性が高い為、しっかり咀嚼して食塊形成(飲み込み易くまとめる)しなければ容易に喉に張り付いて窒息の原因となってしまいます。

日本人はお餅が大好きなので、正月にお餅を食べたくなる気持ちは分かりますが、嚥下食としてお餅ゼリーなどもありますので、嚥下障害があるけど「どうしてもお餅を食べたい!」という方は一度試してみては如何でしょうか?

引用:日本kaigoスナック協会

お粥にも注意が必要!

お粥は比較的安全な食品というイメージを持っている方も多いと思いますが、最初に紹介したイラストにもあるように、東京消防庁が発表する「ものが詰まる等」(窒息以外にも誤嚥も含む)で最も多いのは「お粥」なんです。

「お粥が誤嚥しやすい??」と疑問を持たれる方も多いと思いますが、摂食嚥下に携わる人間にとってお粥が誤嚥しやすいというのは良く知られています。

ではなぜお粥が誤嚥しやすいのでしょうか?

原因はお粥の水分にあります。

お粥の水分は多少とろみはついているもののほとんどサラサラの水と変わらず、お粥のお米(固形物)を咀嚼している間に、サラサラした液体成分が先に喉に送られてしまい、嚥下反射が間に合わず誤嚥(気管へ入ってしまう)してしまうことが多いのです。

さらに、お粥を食べている最中にスプーンに付着した唾液お粥のデンプンを分解してさらに水っぽくなる(離水する)ことがありますので、要注意です。

したがって、病院などではお粥の水分による誤嚥を防ぐ為にスベカラーゼなどの増粘剤(とろみ剤)を加えて調理しているところも多いです。

引用:フードケアジャパン
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