誤嚥性肺炎における男女差について

誤嚥性肺炎による死亡者数

  • 誤嚥性肺炎による死亡者数(2018年)は男性21,652人、女性16808人で男性の方が多い傾向があります。
  • また、女性に比べ男性の方がより早い年齢で誤嚥性肺炎による死亡者数が増える傾向があります(下図)
引用:摂食嚥下障害,小口和代,Jpn J Rehabil Med 2017;54:358-362

男性の方が誤嚥性肺炎による死亡者数が多い理由

  • 大きく二つの原因が考えられます
  • 一つ目は女性に比べ男性の方が嚥下機能が低下しやすいことが挙げられます。男性の方が喉頭下垂(喉ぼとけが下がる)が起こりやすく、喉頭挙上(嚥下の際のごっくんという動作)が難しくなる/時間がかかる為、嚥下障害が起こりやすいと考えられます。
  • 二つ目は女性に比べ男性の方が慢性呼吸器疾患の合併が多いことが挙げられます。誤嚥性肺炎のリスク因子の一つである閉塞性睡眠時無呼吸症候群は男性に多く、喫煙率の高さから慢性閉塞性肺疾患(COPD)の合併が多く、COPD患者は誤嚥性肺炎の死亡率が高いことが分かっています。

まとめ

参考文献

摂食嚥下障害

小口和代,Jpn J Rehabil Med 2017;54:358-362
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