GLIM基準による低栄養の評価について

GLIM基準とは?

GLIM(Global Leadership Initiative on Malnutrition)基準とは2018年にESPEN(ヨーロッパ臨床栄養代謝学会)、ASPEN(アメリカ静脈経腸栄養学会)、 FELANPE(ラテンアメリカ栄養療法学会) 、PENSA(アジア静脈経腸栄養学会)などの世界の臨床栄養学会により合同で発表された低栄養の診断基準です。

GLIM基準による低栄養の診断は現症の3項目と病因の2項目を用いて行い、重症度判定は現症で2段階に判定します。さらにGLIM基準では、低栄養を病因にしたがって、以下の炎症に関連する4つの病因別に分類しています。

①慢性疾患で炎症を伴う低栄養

②急性疾患あるいは外傷による高度の炎症を伴う低栄養

③炎症はわずか、あるいは認めない慢性疾患による低栄養

④炎症はなく飢餓による低栄養(社会経済的や環境的要因による食糧不足に起因)

つまり、GLIM基準を使うと低栄養の診断・重症度判定・病因分類が行えます。

引用:feed M.E.

文献紹介

GLIM基準を用いた低栄養の重症度と死亡率に関する文献です。

Reference body mass index values and the prevalence of malnutrition according to the Global Leadership Initiative on Malnutrition criteria.

Maeda K,Clin Nutr. 2020 Jan;39(1):180-184. 

GLIM基準を用いて診断した低栄養と院内死亡率の関連は、低栄養無しでは1.9%中等度低栄養では5.7%重度低栄養では9.6%でした。

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