参考文献 ③

高齢者の口腔機能向上への舌圧検査の応用

(津賀 一弘,日補綴会誌 2016;8:52-56)
  • 舌圧検査は歯科臨床や会議現場で簡便に実施できる口腔機能評価である
  • 舌圧測定器は株式会社JMSが販売するJMS舌圧測定器(本体価格15万円)
  • 舌圧検査の結果を基に口腔機能を効果的に鍛える訓練器具(ペコぱんだ 1個800円)が開発された
  • 157名の要介護高齢者において、従来の口腔体操とペコぱんだを用いた新機能訓練の、嚥下障害に対する効果を比較。
  • ペコぱんだを用いた新機能訓練は従来の口腔体操に比べ、嚥下障害と最大舌圧の改善を認めた
  • 年間の誤嚥性肺炎患者は35万人と推計され、年間の入院費用は4450億円と推計・報告されている
  • この35万人全員に誤嚥性肺炎予防目的で舌圧検査とペコぱんだを用いた口腔機能向上訓練を行ったとしても、それにかかる備品費と材料費は20億円以下である
  • 舌圧検査を応用した口腔機能向上プログラムによって誤嚥性肺炎を3%減らすことができれば、年間125億円の医療費を削減できる。

管理人のまとめ・感想

  • 誤嚥性肺炎予防目的としての舌圧測定と、舌圧測定を基にした口腔機能訓練は有用である
  • 舌圧測定とペコぱんだを用いた口腔機能訓練は誤嚥性肺炎の治療費に比べ安価に行うことができ、医療経済的にもとてもメリットがあると思われる
  • 嚥下障害があり誤嚥性肺炎のリスクの高い患者さんの場合、舌圧測定とペコぱんだによる口腔機能訓練を検討してもいいかもしれない

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