参考文献 ①

誤 嚥 性 肺 炎 予 防 に お け る 口 腔 ケ ア の 効 果

(米 山 武 義:日老医誌 2001; 38: 476-477)
  • 誤嚥性肺炎予防における口腔ケアの効果を、特別養護老人ホームの入所者を対象に比較した

結果その1

  • 口腔ケア群7名(歯科医師と歯科衛生士による専門的口腔ケア)と対照群8名(入所者自身による口腔清掃)に分け、5か月後の咽頭における総細菌数、ブドウ球菌数がどのように変動するか検討した
  • 口腔ケア群における総細菌数、ブドウ球菌数は対照群に比べ統計学的有意差をもって減少した。さらに口腔ケア群では3か月後からブドウ球菌が検出限界以下へ減少した

結果その2

  • 366名の入所者を口腔ケア群184名と対照群182名に分けた
  • 口腔ケア群は看護師もしくは介護職による毎食後の歯磨きと1%ポピヨンヨードによる含嗽、週一回の歯科医師もしくは歯科衛生士によるブラッシング
  • 対照群は従来通りの口腔ケアのみ
  • 2年間にわたって37.8度以上の発熱日数および肺炎罹患数を調査した
  • 口腔ケア群と対照群の発熱日数は27日と54日(有意差あり)
  • 口腔ケア群と対照群の肺炎罹患数は21名と34名(有意差あり)
  • 口腔ケア群と対照群の死亡者数は14名と30名(有意差あり)

管理人のまとめ・感想

  • 口腔ケアによる誤嚥性肺炎予防の効果を示した論文
  • 誤嚥性肺炎予防のためには自身で行うブラッシング以外に、専門家(歯科医師や歯科衛生士)による口腔ケアがより効果的かつ重要であることがわかる
  • 一般の方が歯科医院で口腔ケアを行う際は、週1回の定期受診でも多すぎることはなさそうである。歯科医院での口腔ケア頻度について気になる方は、かかりつけの歯科医師・歯科衛生士に一度相談してみてもいいかもしれない

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