誤嚥性肺炎とは?

誤嚥性肺炎とは?

誤嚥性肺炎とは、嚥下障害などが主な原因となって起こる誤嚥によって引き起こされる肺炎です。(嚥下障害とは?) (誤嚥とは?)

日本呼吸器学会のホームページにある誤嚥性肺炎の定義を参考にすると、

物を飲み込む働きを嚥下機能、口から食道へ入るべきものが気管に入ってしまうことを誤嚥と言います。誤嚥性肺炎は、嚥下機能障害のため唾液や食べ物、あるいは胃液などと一緒に細菌を気道に誤って吸引することにより発症します。吐物を大量に吸引した場合には胃酸による化学性肺炎を起こすことがあり、メンデルソン症候群と呼ばれます。

日本呼吸器学会ホームページ

以上のように説明されています。

つまり、誤嚥性肺炎とは嚥下障害によって唾液や食べ物、胃液などと一緒に細菌を誤嚥したことによって発症する肺炎、と理解できます。

さらに、日本呼吸器学会のホームページには嚥下性肺疾患診断フローチャートがありますので下に添付します。

日本呼吸器学会ホームページ

つまり、誤嚥性肺炎は嚥下性肺疾患のうち誤嚥や嚥下障害が原因で起こった肺炎であり、人工呼吸器関連肺炎やメンデルゾン症候群(胃の内容物を大量に誤嚥して起こった化学性肺炎)を除くもの、と定義されるようです。

誤嚥性肺炎による死亡者数は?

厚生労働省の人口動態統計月報年計(概数)によると、誤嚥性肺炎による死亡者数は2019年40,354人2018年38,460人であり、誤嚥性肺炎による死亡者数の年次推移(下図)と合わせてみると、年々増加の傾向にあることがはっきりと分かります。

誤嚥性肺炎による死亡者数の年次推移(1945年-2016年)
東京都健康安全研究センター年報,69巻,271-277 (2018)より引用

さらに世界と比較しても、日本の誤嚥性肺炎による死亡率の上昇は顕著です

誤嚥性肺炎の年齢調整死亡率(対10万人)の推移(男性)(基準人口:1990年ヨーロッパ人口)
東京都健康安全研究センター年報,69巻,271-277 (2018)より引用

現在の傾向が続けば死亡者数の減少は見込めず、2030年における死亡者は男性77,000女性52,000人程度に上ると予測されています。

参考資料

人口動態統計からみた日本における肺炎による死亡について

東京都健康安全研究センター年報,69巻,271-277 (2018)

トップページに戻る

タイトルとURLをコピーしました